［科学］生活

電気―分類―静電気

静電気とは 【static electricity】

静電気の定義・意味・意義

静電気（せいでんき）とは、物質にくっついたまま、その場所にとどまりやすく、動きにくい電気をいう。

参考：『新明解国語辞典　第四版』など

 

静電気の位置づけ・体系（上位概念）

電気

静電気は電気の一種である。

電気はその動きやすさにより、次の２つに大別できる。

1. 動電気
2. 静電気

静電気の特色・特徴

静電気は動電気に比べると、はるかに弱い電流しか流れない。

そのため、現在、電化製品を動かすなど実用面で活用されている電気の多くは動電気である。

ただし、空気中のチリを静電気で引き寄せる空気清浄機など、一部に静電気を利用したものもある。

静電気が引き起こす問題

痛み

火花による引火

静電気が起こす火花によりガスなどに引火するおそれがある。

電子回路の破壊

精密部品の電子回路（ＰＣのマザーボードなど）は静電気に弱い。

そのため、静電気を帯びた人が触れると壊れる可能性がある。

静電気発生の原因・理由（仕組み・しくみ・メカニズム）

空気が乾燥する冬は、静電気を逃す役割を果たす水分が少なくなり、物質に静電気がたまりやすくなるため、静電気が起きやすくなる。

静電気の防止・対策・除去

静電気を防ぐ方法には次のようなものがある。

• 加湿器などにより湿度を上げる
• 静電気が発生しやすいドアノブなどに触る前に鍵などの金属を軽く接触させる
• 静電気が発生しやすいドアノブなどは布で覆う
• 衣服等に水分を付着させやすくするスプレーを使用する
• 静電気を防ぐ素材の衣服等を使用する