有機化合物(有機物・有機物質)
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有機化合物とは 【organic compounds】
有機化合物の定義・意味・意義
有機化合物とは、炭素原子を主な成分とする化合物をいいます。
ただし、例外的に、たとえば、一酸化炭素(CO)、二酸化炭素(CO2)など単純な化合物は無機化合物とされています。
有機化合物の別名・別称など
有機化合物は、有機物、または有機物質とも呼ばれます。
有機化合物の具体例
炭水化物、脂質(脂肪)、タンパク質、ビタミンなどが有機物です。
有機化合物の特色・特徴
生命・生物と不可分の関係
有機化合物は生命・生物と不可分の関係にあります。
自然界で、無機化合物から有機化合物を合成できるのは、緑色植物などの独立栄養生物だけです。
動物などの従属栄養生物はその有機化合物を食物として体に摂り入れます。
独特な化学反応
有機化合物は、独特の化学反応を起こします。
有機化合物の位置づけ・体系
化合物は、次の2つに大別できます。
- 有機化合物
- 無機化合物
ただし、現在では、有機化合物と無機化合物の区別は本質的なものではないと考えられています。
有機化合物の経緯・沿革・歴史など
かつて、有機化合物は、生命活動により生産・利用される化合物(生命・生物に由来する化合物)で、人工的には合成できないものと考えられていました。
しかし、1828年にウェーラーが尿素の合成に成功して以来、今日まで多数の有機化合物が合成されてきました。
18世紀には生物、すなわち有機体 (organisms) に由来する化合物には生命力が宿っているため特別な性質を持つとみなされており、イェンス・ベルセリウスは物質を生物から得られるものと鉱物から得られるものとに分け、それぞれ「有機化合物」「無機化合物」と定義した。その後、フリードリヒ・ヴェーラーが無機物から有機物を人工的に作り出すことに成功すると、この定義は意義を失ったが、以降有機化合物を扱う有機化学は飛躍的な発展を遂げることになった
有機化合物 - Wikipediaより抜粋
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