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地殻変動―造山運動


造山運動とは

造山運動の定義・意味など

造山運動(ぞうざんうんどう)とは、プレートの収束型境界における衝突や沈み込みによる褶曲・断層、付加作用(火成・変成作用)により造山帯(陸上の大山脈や弧状列島(付加体))を形成する地殻変動をいう。

参考:岩波書店 『広辞苑 第六版』。三省堂 『スーパー大辞林』。大塚 韶三ほか 『ひとりで学べる地学 最新第4版』 清水書院、2019年、106項。『改訂版 フォトサイエンス地学図録』 数研出版、2018年、49項。

造山運動の分類・種類

プレートテクトニクスに従うと、造山運動は次の2つに大別される。

  1. 収束型境界における衝突による造山運動(大陸プレートどうしの衝突による褶曲・断層)→陸上の大山脈の形成
  2. 収束型境界における沈み込みによる造山運動(海洋プレートの大陸プレートへの沈み込みによる褶曲・断層や付加作用)→陸上の大山脈や弧状列島(付加体)の形成

参考:小学館 『日本大百科全書』

造山運動の具体例

1.収束型境界における衝突による造山運動

プレート収束境界における大陸プレートどうしの衝突による褶曲・断層で陸上の大山脈が形成された。

  • 古期造山帯
    • アパラチア山脈
    • ウラル山脈
    • スカンディナビア山脈
  • 新期造山帯
    • アルプス・ヒマラヤ造山帯
      • アルプス山脈
      • ヒマラヤ山脈

2.収束型境界における沈み込みによる造山運動

海洋プレートの大陸プレートへの沈み込みによる褶曲・断層や付加作用で陸上の大山脈や弧状列島(島弧。付加体)が形成された。

  • 新期造山帯
    • 環太平洋造山帯
      • ロッキー山脈
      • アンデス山脈
  • 弧状列島(島弧。付加体)
    • 日本列島

アンデス山脈

アンデス山脈は海洋プレートの沈み込み帯の上側に乗った大陸プレートが、海洋プレートからの圧力を受けて隆起してできたと考えられている。

アンデス山脈 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アンデス山脈



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