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プレート―プレート境界―種類―収束型境界(プレート収束境界)


収束型境界とは

収束型境界の定義・意味など

収束型境界(しゅうそくがたきょうかい)とは、プレートテクトニクス理論において、2つのプレートが互いに収束する(ぶつかる)プレート境界(2つのプレートが接する境界)をいう。

収束型境界の位置づけ・体系(上位概念等)

プレート境界

プレート境界(2つのプレートが接する境界)は次の3つの種類に分類される。

  1. 発散型境界プレート発散境界。広がり・拡大・生産)
  2. 収束型境界(プレート収束境界。狭まり)
  3. すれ違い型境界(プレートすれ違い境界。平行)

収束型境界の分類・種類

収束型境界では、二つのプレートが大陸プレートであるか海洋プレートであるかによって異なったできごとが起こる。

  1. 沈み込み(消費)
  2. 衝突

参考:平凡社 『世界大百科事典』。

1.沈み込み(消費)

大陸プレートと海洋プレートが収束する(ぶつかる)と、海洋プレートは大陸プレートやその下のマントルよりも重いので、大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込む。

参考:平凡社 『世界大百科事典』。『改訂版 フォトサイエンス地学図録』 数研出版、2018年、49項。

2.衝突

大陸プレートと大陸プレートが収束する(ぶつかる)と、大陸プレート上部をつくる大陸地殻は一般にマントル物質に比べてはるかに軽いので沈み込みは起こらず、衝突する。

参考:平凡社 『世界大百科事典』。

収束型境界の作用・働き

造山運動
1.沈み込み(消費)の場合

大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込む場合、大陸プレートと海洋プレートの境界線上には細長いくぼみを生ずるが、これが海溝(またはトラフ。細長く、海溝よりも浅いくぼみ)である。つまり、海溝は大陸プレートの下に海洋プレートが沈み込む場所である。

参考:平凡社 『世界大百科事典』。左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、15項。

また、海溝の陸側には海溝と平行に褶曲断層付加作用によりロッキー山脈・アンデス山脈のような大山脈や日本列島のような弧状列島(島弧。付加体。→島弧-海溝系)ができている。

参考:左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、15項。

2.衝突の場合

大陸プレートと大陸プレートが衝突する場合、大きな圧縮力により褶曲や断層を生じ、アルプス山脈(←ユーラシアプレートとアフリカプレートの衝突)やヒマラヤ山脈(←ユーラシアプレートとインドプレートの衝突)のような大山脈ができた。

平凡社 『世界大百科事典』

なお、アルプス山脈やヒマラヤ山脈をはじめ地球上の大山脈の多くは、褶曲によってできたものである。

左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、77項。



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  4. プレート―プレート境界―働き―地殻変動―造山運動
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