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無水エタノール(無水アルコール)


無水エタノールとは

無水エタノールの定義・意味・意義

無水エタノールとは、エタノールの一種で、水分をほとんど含まない(つまり、アルコールの純度が高い)ものをいいます。

正確には、15℃でエタノールを99.5v/v%以上含む(100ml中に99.5ml以上のエタノールが入っている)ものをいいます。

無水エタノールの別名・別称・通称など

無水エタノールは無水アルコールともいいます。

無水エタノールの位置づけ・体系

エタノールは、医薬品として使用される場合、その濃度により、次の3つの種類に分類されています。

  1. 無水エタノール(無水アルコール)…15℃でエタノールを99.5v/v%以上含む(100ml中に99.5ml以上のエタノールが入っている)
  2. エタノール(アルコール)…15℃でエタノールを95.1~96.9v/v%含む(100ml中に95.1~96.9mlのエタノールが入っている)
  3. 消毒用エタノール消毒用アルコール)…15℃でエタノールを76.9~81.4v/v%含む(100ml中に76.9ml~81.4mlのエタノールが入っている)

無水エタノールのデメリット

消毒用エタノールより割高

無水エタノールには酒税がかかるため、酒税が免税となる消毒用エタノールより割高となります。

無水エタノールの購入方法・入手方法

無水エタノールは薬事法上、第三類医薬品に分類されていますので、薬剤師または登録販売者が常駐する店舗のみで販売できます。

したがって、ホームセンターなどでは売っていません。

また、普通の薬局、ドラッグストア等にも置いてないことが多いようです。

ただし、第三類医薬品はネット販売が認められていますので、ネットで注文することができます。

たとえば、Amazonで注文すると、すぐに商品が届き、しかも1本から送料無料ですので、便利です(2012年6月時点)。

無水エタノールの使い方・用途・使用・利用・活用方法

洗浄・掃除(洗浄作用)

一般

一般にエタノールには汚れに対しある程度の洗浄力があります。

なかでも無水エタノールが洗浄・清掃にもっとも適しています。

ティッシュ・布・ガーゼ等に無水エタノールを含ませて拭いてやると、手垢・油汚れ・シールなどを剥がした糊跡(のり跡)などをよく落とすることができます。

ただし、アルカリ性の洗浄剤などほど洗浄力はありません。

エタノールは、スプレーを使えば、広い範囲に噴霧することができ、また、使用後水洗いをする必要がない(←揮発性なので)というメリットがあります。

特に無水アルコールは水分がほとんどないため、(濡らしたくない)金属や電気関係で洗浄剤としてよく利用されています。

また、水分がほとんどないのですぐに揮発してしまい乾燥させる必要さえありませんので、消毒用エタノールよりもお気軽に洗浄・掃除をすることができます。

なお、エタノールの殺菌消毒作用は濃度が80%以上になると、逆に低下します。

したがって、水分量がほとんどない無水アルコールでは、殺菌消毒作用はあまりありません。

殺菌消毒するには、20~30%程度の水分を加えて薄めて使用します。

個別事例
家庭電化製品(家電製品)・パソコン関係・ケータイ・電子機器等の掃除



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