消毒用エタノール(消毒用アルコール)
消毒用エタノールとは
消毒用エタノールの定義・意味・意義
消毒用エタノールとは、エタノールの一種で、一定量の水分を含むものをいいます。
正確には、15℃でエタノールを76.9~81.4v/v%含む(100ml中に76.9ml~81.4mlのエタノールが入っている)ものをいいます。
消毒用エタノールの別名・別称・通称など
消毒用エタノールは消毒用アルコールともいいます。
無水エタノールの位置づけ・体系
エタノールは、医薬品として使用される場合、その濃度により、次の3つの種類に分類されています。
- 無水エタノール(無水アルコール)…15℃でエタノールを99.5v/v%以上含む(100ml中に99.5ml以上のエタノールが入っている)
- エタノール(アルコール)…15℃でエタノールを95.1~96.9v/v%含む(100ml中に95.1~96.9mlのエタノールが入っている)
- 消毒用エタノール(消毒用アルコール)…15℃でエタノールを76.9~81.4v/v%含む(100ml中に76.9ml~81.4mlのエタノールが入っている)
消毒用エタノールのメリット
無水エタノールより割安
無水エタノールはアルコールの純度が高いため、お酒として扱われ、酒税がかかります。
これに対して、消毒用エタノールはアルコールの純度が比較的低いため、酒税が免税となり、その分無水エタノールより割安となります。
無水エタノールより購入・入手が容易
無水エタノールは薬事法上、第三類医薬品に分類されていますので、ホームセンターはもちろんのこと、普通の薬局、ドラッグストア等にも置いてないことが多くあります。
これに対して、消毒用エタノールは、ホームセンター、普通の薬局、ドラッグストア等でも取り扱っており、容易に購入・入手することができます。
消毒用エタノールの使い方・用途・使用・利用・活用方法
殺菌消毒
消毒用エタノールには殺菌消毒作用があります。
エタノールの殺菌消毒作用は濃度が80%以上になると、逆に低下します。したがって、水分量がほとんどない無水アルコールでは、殺菌消毒作用はあまりありません。
そして、スプレーを使えば、広い範囲に噴霧することができます。
そこで、消毒用エタノールをスプレーの容器に入れて、キッチンまわりや手洗いの殺菌消毒に使うことができます。
洗浄・掃除(洗浄作用)
また、スプレーを使えば、広い範囲に噴霧することができ、使用後には水洗いをする必要もない(←揮発性なので)ので便利です。
なかでも無水エタノールが洗浄・清掃にもっとも適しています。
しかし、消毒用エタノールでも十分汚れは落ちます。
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