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エタノール(エチルアルコール)


エタノールとは 【ethanol

エタノールの定義・意味・意義

エタノールとは、アルコール類の一つです。

無色透明で、特有の香りがあり、揮発しやすく燃えやすい液体です。

その化学的性質・作用から、私たちの日常生活でももっともよく利用される物質の一つです。

エタノールの別名・別称・通称など

エタノールはエチルアルコール、あるいは酒精(しゅせい)ともいいます。

また、単にアルコールという場合、多くはエタノールを指しています。

エタノールの分類・種類

エタノールは、医薬品として使用される場合、その濃度により、次の3つの種類に分類されています。

  1. 無水エタノール無水アルコール)…15℃でエタノールを99.5v/v%以上含む(100ml中に99.5ml以上のエタノールが入っている)
  2. エタノール(アルコール)…15℃でエタノールを95.1~96.9v/v%含む(100ml中に95.1~96.9mlのエタノールが入っている)
  3. 消毒用エタノール消毒用アルコール)…15℃でエタノールを76.9~81.4v/v%含む(100ml中に76.9ml~81.4mlのエタノールが入っている)

エタノールの使い方・用途・使用・利用・活用方法(性質・作用)

飲用―酒類の成分(中枢神経の抑制作用)

エタノールは酒類の成分となります。

エタノールには中枢神経を抑制する作用があるので、これにより酒に酔うという症状が出ます。

医薬品―殺菌消毒(殺菌消毒作用)

消毒用エタノール消毒用アルコール)は、日常生活で手や皮膚の洗浄・殺菌消毒によく使用されます。

ただし、エタノールはあまり洗浄力が強くないため、洗浄よりも殺菌消毒が主な目的となります。

エタノールは、スプレーを使えば、広い範囲に噴霧することができ、また、他の殺菌消毒剤とは異なり、使用後水洗いをする必要がないというメリットがあります。

なお、エタノールの殺菌消毒作用は濃度が80%以上になると、逆に低下します。

したがって、水分量がほとんどない無水アルコールでは、殺菌消毒作用はあまりありません。

医薬品―洗浄・清掃(洗浄作用)

エタノールには汚れに対しある程度の洗浄力があります。

ただし、アルカリ性の洗浄剤などほど洗浄力はありません。

なかでも無水エタノールが洗浄・清掃にもっとも適しています。

しかも、無水アルコールは水分がほとんどないため、金属や電気関係でよく利用されています。



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