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解像度


解像度とは 【resolution

解像度の定義・意味・意義

解像度とは、パソコンのディスプレイ・モニター・画面やテレビの分野において、画素ピクセル)の数を横と縦の積のかたち(たとえば、1920✕1080など)で表したものをいいます。

ただし、この定義は本来の解像度(→dpi)の用法とは異なります。

 

解像度の具体例

PCのディスプレイの場合
解像度画面サイズの目安等名称等画素数
640✕480   VGA 約30万画素
800✕600   SVGA 約50万画素
1024✕768 15インチ    
1280✕960   Quad-VGA 約100万画素
1280✕1024 17インチ・19インチ SXGA 約130万画素
1440✕1080 地上デジタル放送    
1600✕1200 20インチ UXGA 約200万画素
1920✕1080 23・24インチ。BSデジタル放送 FHD(フルHD) 約200万画素
1920✕1200 24インチ    
2560✕1400 27インチ    
2560✕1600 30インチ 超解像度  

 

解像度の趣旨・目的・役割・機能

画面サイズ・情報量を決定する要因

パソコンの液晶ディスプレイでは、原則として1画素を使ってデスクトップの画面の1ドットを表示します。

ただし、パソコンのOS自体が、Windows(Windows 8まで)では96dpi、Macは72dpiを基本にしてdpiを固定にしています。

そのため、パソコンの液晶ディスプレイもこのOSの仕様に合わせてドット自体の物理的な大きさを一様にしています。

したがって、解像度が高いということは、高画質になることを意味するのではなく、密度は一定のままにただドットの総数が増えるということ(画面サイズが大きくなる)、つまり、画面に多くの情報を表示できることを意味します。

したがって、頻繁にウィンドウを切り替えたり、画面をスクロールする必要がなくなるので、作業効率が向上します。 

ただし、高画質になるわけではないので、高画素数のデジカメで撮影した画像はパソコンのディスプレイ上ではただ大きく表示されることになるだけです(通常は、高画素デジカメで撮影した写真は大きすぎてディスプレイにはその一部しか表示されません)。

これが印刷物とは大きく異なる点です。

印刷物のように高画素化に伴いドットの密度も高くできれば、それだけ高画質となります。

 

解像度とフォントサイズとの関係

同一の画面サイズでは、解像度が高くなると多くの情報を表示できるようになりますが、その反面、当然に文字の大きさは小さくなります。

つまり、解像度と文字の大きさは反比例の関係にあります。

 

参考

ディスプレイの解像度をあえて落とすことで、文字のサイズを大きくすることもできます。

ただし、この場合、整数倍になるように解像度を変更しないと(つまり、1ドットに対して1画素の割り当てから、1ドットに対して2✕2画素・3✕3画素などのような割り当てになるようにしないと)ドットが欠けて滲んだり、円が楕円になるなどゆがんだりして、見づらくなります。

これは現実的には困難なので、やはり推奨解像度で使用したほうがいいでしょう。

文字等を大きくするには、別途、OSや個別のソフトの設定で表示の倍率を上げて調整する(より多くのドットを使用して文字を拡大して表現する)という方法で対処します。

 

解像度と関係・関連する概念

dpi

 



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