地球の歴史―地質時代―顕生代―中生代―白亜紀
白亜紀とは
白亜紀の定義・意味など
白亜紀(はくあき)とは、約1.45億年~約6600万年前で、中生代の第3番目の紀をいう。
参考:左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、202項。
白亜紀の位置づけ・体系(上位概念等)
中生代
白亜紀の特色・特徴
生物
花をつける被子植物の出現・昆虫の多様化
分裂した超大陸パンゲアのそれぞれの大陸で独自の生物進化が進行し、大陸によっては花をつける被子植物が出現した。
この植物の進化に伴い、昆虫も多様化した。また、大陸によって異なる恐竜が繁栄することとなった。
左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、202項。
なお、NHK総合 『NHKスペシャル 超・進化論(1)植物からのメッセージ~地球を彩る驚異の世』(2022/11/6日放送)では「花」の誕生こそが地球を一変させる大革命を引き起こしたという。
白亜紀の前はまだ陸上生物の種の数は現在の1/10程度だったとも考えられている。
しかし、なぜか白亜紀を境に爆発的に陸上生物の種類が増えていった。
これは花が「ここに花粉がある」ということを昆虫にメッセージを発し、自ら昆虫を呼び寄せることができるようになったからである。
陸・海
超大陸パンゲアが分裂し、分かれた大陸の間には広大な大陸棚が生まれた。
そこに石灰質の殻を持つ有孔虫などの遺骸が堆積し、後に石油や天然ガスとなった。
左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、202項。
気候・環境
白亜紀の末に地球表層の環境が激変し、中生代を代表する恐竜やアンモナイトを初め多くの生物が絶滅した。
この大量絶滅は、直径10kmほどの隕石が地球に衝突したのが原因であると考えられている。
左巻健男ほか4名 『系統的に学ぶ中学地学』 株式会社 文理、2020年、202項。
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