洗剤
洗剤とは
洗剤の定義・意味・意義
洗剤とは、洗濯・台所・住居・身体などの汚れを落とす(洗浄)ために、お湯や水に溶かして使う界面活性剤をいいます。
洗剤の洗浄作用の仕組み(しくみ・メカニズム)
洗剤により汚れが落ちるの仕組みは、洗剤に含まれる界面活性剤の界面活性作用と洗剤の液性(pH)によるものです。
1.界面活性剤の界面活性作用
2.液性(pH)
酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を、アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使うことで、汚れを中和して落とすというのが基本です。
なお、日常生活から出る汚れは、そのほとんどが酸性です(尿などを除く)ので、アルカリ性の洗剤がよく使用されます。
そのため、弱アルカリ性洗剤は中性洗剤よりも洗浄力(汚れを落とすパワー)があり、どこでも使える万能洗剤です。
洗剤の分類・種類
日本では、法律(家庭用品品質表示法・雑貨工業品品質表示規程)上、洗剤はそれに含まれる界面活性剤により、石鹸(石けん)と合成洗剤の2つに大別されています。
なお、石鹸を特に他の洗剤と区別して規定しているのは、日本だけです。
世界的には、石鹸も合成洗剤も同じ界面活性剤として区別していません。
1. 石鹸
日本では、洗剤は法律上、石鹸と合成洗剤に大別されていますので、合成洗剤は界面活性剤で、石けんは界面活性剤ではないという誤解が生じたのだと思われます。
2.合成洗剤
アミノ酸系洗浄成分とか、植物性アミノ酸洗浄成分(植物系アミノ酸洗浄料)、植物性アミノ酸系洗浄成分などと謳った商品をよく見かけますが、これらも合成洗剤として、界面活性剤の一種です。
界面活性剤というと、洗浄に不可欠の成分であるにもかかわらず、合成洗剤といった悪いイメージがあるため、そのイメージを避けるために使用されているのでしょう。
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