洗剤―洗浄力・洗浄作用―界面活性剤
(" 洗浄成分―界面活性剤 "から複製)
界面活性剤とは
界面活性剤の意味・意義・定義など
界面活性剤とは、その分子の中に水になじみやすい部分と、油になじみやすい部分とがあるため、水と油という、本来は混じり合わないものを混じり合わせることができる洗浄成分のことです。
界面活性剤の用途
1.乳化剤
界面活性剤により、本来は混じり合わない水と油を混じり合わせてクリームや乳液をつくることができます。
本来は混じり合わないものを混じり合わせる作用を乳化といいますので、この場合、界面活性剤は乳化剤と呼ばれます。
2.洗剤
界面活性剤は、油性の汚れを水で洗い流すことができるので、洗剤の主成分として幅広く使用されています。
わかりやすく分類してみると、次のようになります。
洗濯用洗剤(衣料用洗剤)
台所用洗剤(食器用洗剤)
住居用洗剤
身体用洗剤
- 手洗い
- 洗顔
- ボディ
- シャンプー
- 歯みがき
- クレンジング料や洗顔料などの基礎化粧品
界面活性剤の人体への影響
界面活性剤というと、「合成洗剤」というコトバからイメージされるように、体に悪いというイメージがあります。
確かに、同じ洗浄成分である石けんと比較すると、油脂に対する洗浄効果が高いため、台所用洗剤の使用で手の油分が落ち、手荒れの原因となることがあります。
しかし、石けんも、アルカリ性であったり、石けんカスを発生させたりするため、肌荒れや抜け毛などの原因になりえます。
肌は弱酸性のため、たとえば、シャンプーなどは、弱酸性の自然タイプの方が望ましいといわれています。
つまり、両者は一長一短であり、また、人体への影響の度合いも個人差があります。
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