［科学］生活

気圧―低気圧―分類―熱帯低気圧

熱帯低気圧とは 【tropical cyclone】

熱帯低気圧の定義・意味など

熱帯低気圧（ねったいていきあつ）とは、熱帯または亜熱帯地方の海洋上で発生する低気圧の総称をいう。

参考：気象庁｜予報用語　台風に関する用語 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/haichi2.html

熱帯低気圧の目的・役割・意義・機能・作用など

大雨・暴風雨・台風

熱帯低気圧は水蒸気を多く含んでいるので、大雨をもたらす。

さらに、発達した熱帯低気圧は激しい暴風雨を伴う。

なお、日本では、熱帯低気圧のうち、中心付近の最大風速が毎秒１７．２メートル以上のものを台風としている。

熱帯低気圧の特色・特徴

熱帯低気圧は気温が比較的一様で、前線を伴わない。

熱帯低気圧の位置づけ・体系（上位概念等）

低気圧

熱帯低気圧は低気圧の一種である。

低気圧は、熱帯地方に発生する前線を伴わない熱帯低気圧と、熱帯以外の地域に発生する前線を伴う温帯低気圧とに大別される。

• 熱帯低気圧
• 温帯低気圧

通常、低気圧といえば温帯低気圧をさすが、これを特に熱帯低気圧と区別する必要がある場合に温帯低気圧という。

たとえば、熱帯低気圧が発達して台風となったが、北上して熱帯産としての特質を失った場合に、天気予報で「台風は温帯低気圧に変わりました」などと表現される。