［科学］生活

気圧―低気圧―分類―温帯低気圧

温帯低気圧とは 【extratropical cyclone】

温帯低気圧の定義・意味・意義

温帯低気圧とは、熱帯以外の地域に発生する低気圧をいう。

温帯低気圧から派生する概念

前線

低気圧のうち、温帯低気圧は前線を伴う。

なお、高気圧は前線を伴わない。

北半球では、通常その中心の南東側に温暖前線が、そして南西側に寒冷前線が存在する。

そして、温帯低気圧の移動とともに、各地で温暖前線は北上、寒冷前線は南下するかたちで「前線が通過する」ことになる。

温帯低気圧の位置づけ・体系（上位概念）

低気圧

温帯低気圧は低気圧の一種である。

低気圧は、熱帯地方に発生する前線を伴わない熱帯低気圧と、熱帯以外の地域に発生する前線を伴う温帯低気圧とに大別される。

• 熱帯低気圧
• 温帯低気圧

通常、低気圧といえば温帯低気圧をさすが、これを特に熱帯低気圧と区別する必要がある場合に温帯低気圧という。

たとえば、熱帯低気圧が発達して台風となったが、北上して熱帯産としての特質を失った場合に、天気予報で「台風は温帯低気圧に変わりました」などと表現される。

温帯低気圧は、北半球では、通常その中心の南東側に温暖前線を、そして南西側に寒冷前線を伴う。