コントラスト―シャドウ/黒レベル
シャドウ/黒レベル
シャドウ/黒レベルの定義・意味など
シャドウとは写真の最も暗い部分の暗さを調整する機能をいう。
黒レベルとは暗部を中心にヒストグラム全域で暗さを調整する機能をいう。
画像を調整する | 使いかた | Imaging Edge Desktop | ソニー https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/imagingedge/ja/instruction/3_3_retouching.php
シャドウ/黒レベルの位置づけ・体系(上位概念等)
[シャドウ]、[黒レベル]は、SONYのRAW現像ソフト「Edit」の[コントラスト]の設定項目のひとつである。
- コントラスト
- ハイライト/白レベル
- シャドウ/黒レベル
- フェード
シャドウ/黒レベルの機能
[シャドウ]、[黒レベル]をマイナスすると暗い部分をより暗く補正し、プラスすると明るく補正する。
設定の手順としては、ヒストグラムを見ながら、[シャドウ]で最も暗い色を決めてから、[黒レベル]で明暗を仕上げていくとわかりやすい。
参考:『写真が変わる劇的RAW現像』 CAPA&デジキャパ!編集部、2016年、48・49項。
明るさ・コントラストの調整
黒つぶれの軽減
[シャドウ]をプラスすることで黒つぶれを軽減することが可能である。
参考:画像を調整する | 使いかた | Imaging Edge Desktop | ソニー https://support.d-imaging.sony.co.jp/app/imagingedge/ja/instruction/3_3_retouching.php
階調感の改善
暗い部分を明るく補正すると、階調感が増すという効果が得られる。
使用頻度の高い用途としては、この効果により逆光で暗く写ってしまった被写体を明るく描き出すことができる。
『写真が変わる劇的RAW現像』 CAPA&デジキャパ!編集部、2016年、49項。
硬調
ローコントラストな写真は[ハイライト]や[白レベル]をプラス、[シャドウ]や[黒レベル]をマイナスしてヒストグラムの左右端を延ばすことでコントラストを強めることができる。
参考:『写真が変わる劇的RAW現像』 CAPA&デジキャパ!編集部、2016年、37項
軟調
[コントラスト]をマイナスして写真を軟調にすることができるが、[シャドウ]や[黒レベル]は暗い領域だけを重点的に明るくできるので、全体の露出の変化を抑えて陰になった被写体だけを明るく補正し、写真全体をフラットな露出にすることができる。
参考:『写真が変わる劇的RAW現像』 CAPA&デジキャパ!編集部、2016年、49項。
色の調整
暗い部分をより暗く補正すると、色が濃くなって締まりが出るという効果が得られる。
『写真が変わる劇的RAW現像』 CAPA&デジキャパ!編集部、2016年、49項。
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