露出(露光)
露出とは 【exposure】
露出の定義・意味など
露出(ろしゅつ)とは、シャッターの開閉により、絞りと呼ばれる穴から、CCDやCMOSなどの撮像素子(デジカメの場合)やフィルムなどの感光材料(銀塩カメラの場合)といったカメラの受光部に光を取り込むこと、または受光部にあたる光の量をいう。
通常は、後者の「光量」という意味で使用されていることが多く、簡単にいえば、露出とは写真の明るさという意味になる。
露出の別名・別称・通称など
露出は露光(ろこう)ともいう。
露出の目的・役割・意義・機能・作用など
写真の明るさ
光量が多いほど写真は明るくなり、少ないほど暗くなる。
露出の分類・種類
露出は次のような種類に分類できる。
露出の単位
露出値(EV)
露出の決定要因
絞り・シャッタースピード・ISO感度
露出は、絞り、シャッタースピード、ISO感度の3つの要素の組み合わせで決まる。
ISO感度(CCDなどのカメラの受光部自体の感度、すなわち受光部が一定時間に受け取ることができる光の量)に合わせて、絞りとシャッタースピードを調節することが露出をコントロールするための基本になる。
露出の決定方法・決め方
露出は基本的には見た目どおりの明るさになるように設定する。
しかし、カメラの受光部が再現できる明暗の幅(=ダイナミックレンジまたはラティチュード)は人間の目よりも狭い。
そこで、メインの被写体にとって一番よい明るさを考え、その次に背景が犠牲になりすぎていないかを見て、最終的なバランスを決定する。
参考:伴貞良 『今すぐ使えるかんたんmini SONY RX100 基本&応用 撮影ガイド[RX100IV/RX100III/RX100II/RX100完全対応]』 技術評論社、2016年、73項。
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