レンズ―明るさ―開放F値
開放F値とは 【maximum aperture】
開放F値の定義・意味など
開放F値(かいほうエフち)とは、絞りを完全に開いたときのF値、すなわち、最小のF値をいう。
開放F値の目的・役割・意義・機能・作用など
開放F値は、絞りを完全に開いたときにレンズに取り込まれる光の量を表す。
レンズの明るさ
したがって、開放F値はレンズの性能のひとつであるレンズの明るさを表す指標といえる。
開放F値が小さいレンズは「明るいレンズ」、開放F値が大きいレンズは「暗いレンズ」と呼ばれる。
開放F値が小さいほどレンズは明るくなるので、シャッター速度を早くできる(レンズが明るいので、シャッタースピードが高速でも十分な露光が得られる)。
なお、「明るいレンズ」はシャッタースピードを高速にできるので、「ハイスピードレンズ」「高速レンズ」などと呼ばれることがある。
F値 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/F値
開放F値の決定要因
レンズの直径・焦点距離
開放F値はレンズの直径(口径)とレンズの焦点距離により決まる。
レンズの直径が大きいほど、そして、レンズの焦点距離が短いほど、開放F値は小さくなる(レンズが明るくなる)。
開放F値の具体例
開放F値はカタログにたとえば、次のように表記されている。
- F2.8
- F=2.8
- 1:2.8
また、ズームレンズの場合は広角側と望遠側とではレンズの焦点距離が変わってくるので、「F=1.8~4.9」などと表記される。
開放F値の位置づけ・体系(上位概念等)
画質
レンズの明るさなどレンズの性能は画質を決定する大きな要因である。
レンズが明るいほど多くの光を集められるので、画質が向上する。
ただし、画質はレンズだけで決まるものではなく、撮像素子や画像処理回路にも大きく左右される。
また、画像を出力するデバイス(パソコンのディスプレイや印刷)上の制限もある。
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